「とねりこの家」について
昔、私が幼い頃、縁側に近所の人や通りがかりの人が座ってお茶を飲みながら世間話をしたり、身体の具合を話していました。そんな風景が60歳近くで退職した私には懐かしく思われます。
ひとりで暮らしていらっしゃるお年寄りの方や、退職して家にいらっしゃる方が気軽に立ち寄ってお茶を飲み、憩い、交流できる場、近所の子供達が遊んで暮らせる場、育児で困っている母親が先輩母さんにアドバイスを受けてほっとする場、人が憩い、交流しあい、ほっとできる場、そんなまちの縁側ができたらいいなと夢み、夢を皆様とともに実現させていきたいのです。
水無瀬文子(代表)
保健師 佛教大学、華頂社会福祉専門学校非常勤講師
1966年から京都市保健婦として勤務
2003年退職
「障害を持った人も年をとっても地域で安心して過ごせる社会づくり」をテーマに障害者の共同作業所、子育てネットワーク、ボランティアグループなどで地域活動を展開している。著書に「京都障害者白書」「地域福祉をつくる」「高齢者虐待」(いずれも共著)など
施設のご紹介
○住所:京都市上京区一条通新町西入る元真如堂町370
※一条通に構えられているコーポラティブハウス1階にあります
○床面積 :約85平米(約25.8坪)
○運 営 :趣旨に賛同するボランティアにより支えられ、運営されています
利用者からの年会費のほか、バザーなどの事業での収益・寄付金・事業補助金により運営
○オープン:2004年9月
運営委員会
水無瀬(文)、足立、笹井、関、高森、木村、西尾、平尾、三橋、水無瀬(成)、南下、山本、瀧本
運営委員会を月一回、開催し、運営方針、事業内容、予算・決算及び必要な事項を決定するとともに、日常の運営を図る。
スタッフ(有給)
7名(保育士6名、保健師1名)
スタッフ(ボランティア)
約20名(保健師、看護師、主婦、栄養士、など)
スタッフは、定期的にスタッフ会議を開催し、スタッフ間の情報交換などを通じて、利用者の利用環境の向上に努める。
名前の由来
とねりこの木は、北欧では宇宙樹と呼ばれ、神々の国、人間の国、霧の国が宿り、世界の中心という意味を持つそうです。年をとっても、障害があっても、こどもたちも、みんながまちのまんなかで生きがいを持って暮らせるようにとの願いを込めて ”とねりこの家” と名付けられました